名コピーライター、グリーンスパン
2008.12.05
| 波乱の時代(上) | |
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マイブームという便利な言葉があるが、ここ数週間私のマイブームは経済学者で前FRB議長の「グリーンスパン」だった。本屋をのぞくと、私以外にも「グリーンスパーン」がマイブームになっている人がいるようで、彼の本は「恐慌」について書かれた本と同時によく平積みされているようだ。
まあ、マイブームといっても、彼の自伝「波乱の時代」を読んだぐらいで後はWebの記事を数点読んだだけに過ぎない。残念ながら、私の拙い知識では、本を読んでも彼がどうして「マエストロ」と呼ばれるようになったのか、そして現在、どうして「犯罪者」扱いされているのか、正直私には明確にはわからない。
ただ、この「グリーンスパーン」という人は、ずいぶん優秀な「コピーライター」だという事はわかった。「根拠無き熱狂」「今の不景気は百年に1 度あるか、ないかの不景気」といった言葉は日本人である僕らも普通に使っている。遠い島国の我々まで彼が作った言葉を使っているという事は(翻訳家が優秀だったのかもしれないが、それはともかく)その時の現状を我々のような下々の人間にも一言で理解させるセンスがある「名コピーライター」という事は明確にわかった。
「波乱の時代」には上記の言葉以外にも色々な言葉が掲載されていたのだが、私が、この本の中で一番印象的だったのが「わたし(グリーンスパーン)の仮説はこうだ。情報技術が吸収され、その活用方法が学ばれていったことから、インフレ率が低く、金利が低く、生産性が向上し、完全雇用が実現する状態が長期にわたって続く時期に入った可能性がある(中略)現在の技術革新は深さと持続性の点で、50年か百年に一度のもののように思える」
という言葉だ。
50年か100年に一度のパーティーの後始末を「今」やっているのか。なるほど、こういう言葉を聞くと「グリーンスパンは戦犯」と言いたくなる人の気持ちも少しはわからないではない。
投稿者 : 横田 真俊 | 投稿日時 : 2008.12.05 00:19
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